画像出典:「この美術部には問題がある!」©2013 いみぎむる(MURU IMIGI)
普通の美術部じゃない⁉ ちょっと変な日常コメディ
『この美術部には問題がある』は2021年8月にコミックス第14巻の発売時点で累計100万部を突破するなどとても高い人気を誇っている作品で、作者のいみぎむる先生はリコリス・リコイルのキャラクターデザインなども担当したり、『このライトノベルがすごい!2025』イラストレーター部門で1位を獲得するなどとても高い人気を誇る漫画家兼イラストレーターです。
『この美術部には問題がある』という漫画、初めてタイトルを見たとき、私は「部員が不祥事でも起こすの?」と勝手に想像しました。
でも実際はもっと平和(そして混沌)です。
舞台はとある中学校の美術部。美術部といえば、絵を描いたりコンクールに出たり…という真面目な活動を想像しますよね?
しかしこの美術部、活動内容も部員の個性もかなり自由。そこから生まれる掛け合いが、笑えてちょっとほっこりする日常コメディとなっています。
作品概要
作者 | いみぎむる |
ジャンル | 学園コメディ/日常/ゆる恋愛 |
形式 | 1話完結型多め。隙間時間に読みやすい構成 |
出版 | 『月刊コミックアライブ』(KADOKAWA)連載 |
絵柄はやわらかく、キャラの表情がとても豊か。読んでいると、セリフのトーンまで頭に浮かんできます。アニメ化もされており、動くキャラクターたちを楽しむことも可能です。
個性的なキャラたちの掛け合い
物語の中心は、美術部の女子部員・宇佐美みずき。
真面目で面倒見がよく、部室の秩序を守る数少ない存在です。とはいえ中学生らしい恋や夢にも心を揺らす、等身大の女の子。
その隣には、問題児(?)の内巻すばるくん。
彼は「二次元嫁しか愛せない」という信念を持ち、キャンバスにはいつも理想の二次元美少女を描き続けています。宇佐美さんからすれば「もっと普通の絵を描こうよ!」とツッコミたくなる存在ですが、そこがまた面白いポイント。
さらに、ソファで寝てばかりの部長や、どこから来たのか分からないミステリアスなコレットさんなど、サブキャラも強烈。
読むほどに「こんな部活あったら入りたい…けど疲れそう」と思わされます。
面白さのポイント
テンポの良いギャグ
1話ごとにしっかり笑いどころがあり、読み終わったあとに小さく笑ってしまうようなオチが魅力的です。
日常+ちょっと変な出来事
部室での何気ない会話や放課後や休日の出来事の中に、少しだけ非日常感が混じり、それぞれキャラクターの問題児要素が光ります。
キャラ表情の豊かさ
どのキャラクターも照れ顔、真顔、驚き顔…どれも可愛くて、スクショして保存したくなるレベルで物語はもちろんですがイラストも大変魅力的です。
恋愛未満の甘酸っぱさ
宇佐美さんの内巻くんへの感情は“好きかも?”というレベルで、もどかしさがまた魅力です。また、他のキャラ達の恋愛模様も必見です。
私は初めてこの漫画を読んだとき、キャラクターたちの日常の掛け合いやキャラクター性にやられました。
「こういう友達がとなりにいたらなぁ、こんな部活に入ってみたかった」と懐かしい気持ちと同時にワクワクした気持ちにもなりました。
こんな人におすすめ
- 学園コメディや日常系漫画が好き
- キャラ同士のやり取りを楽しみたい
- 恋愛要素は控えめ、でも少し甘酸っぱい空気感がほしい
- 隙間時間にサクッと読める作品を探している
「この美術部には問題がある」が読める場所
2025年8月時点での配信状況(電子書籍・サブスク):
- Kindle Unlimited:一部巻が読み放題
- コミックシーモア:無料試し読みあり、セール期間あり
- BookLive!:期間限定で割引やポイント還元あり
- dアニメストア:アニメ版配信中(全話視聴可能)
まずは試し読みからでも、キャラの魅力や作品のテンポや魅力がすぐにわかると思います。
まとめ
『この美術部には問題がある』は、クセのある美術部員たちが織りなすゆるくて楽しい学園コメディ
ギャグのキレも良く、キャラ同士の距離感や表情に思わずニヤけてしまいます。
疲れたときや、ちょっとした空き時間に読むのにぴったり。
まずは1話、試してみてください。気づけば次の巻をポチっているかもしれません。
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